■ ANOTHER SIDEs ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ NIETAによる裏・INDV LD + Paris
02年の渡英を直前に控え、過去の書類をあさっていたら出てきたとあるロンドン旅行記。
(俺サマ、アップしないけどちゃんと旅行記書く人なのよ)。
 その時はココの管理人と数回、現地でツルんでました。
なので、その時の旅行記(大幅加筆修正済)を、俺サマからの置土産として出発前に投げつけて行きます、よろしく。
(詳細は、本編「INDV LD + Paris」をご覧ください。)









■おお〜っしゃんぜりいぜえ〜。
 コンコルド広場ってのは有名だが、普通の広場であった(爆)。やたら回転の速い観覧車がヘンだけど......。それに乗りたくてたまらないらしい王子、しかし時間がないってことで諦めて歩き出したけど、いつまでもその目は高速観覧車を追っておった......。。。プチ父親の気分(ウソ)。

 しばらく街路樹が気持ちのいいセーヌ河沿いを歩く歩く。すんげー気分いいっす。キレイだしね、人も少ないし。風景もいいんで、写真取りまくり。曇りのせいで、エッフェル塔はちょいよく見えないが、地下鉄のザジを想ったわ。
 んな感じで歩き続けたら、大通りに出た。ブランドショップばっかりの大通り......う〜ん。。。居心地悪すぎ。。。(泣)。かの有名なシャンゼリゼもしかり。通り自体はとっても美しいんですがね。
 すれ違った日本人のキレイなおねーたまは、ブランドショップのペーパーバッグを山と抱え、すんげー細いヒールで颯爽と歩いている。絵に描いたような風景なんだけども、普通ならそっちが普通なんだろうが、オレらにとってこれほど居心地悪い場所はない(泣)。その時の俺たちの格好といったら。。。
 途中で日本人のオバちゃんから手作りチラシをもらう。どうやらブランド品のセレクトショップっていうか、てっとり早く色んなブランドが安く手に入る日本人相手の土産物屋らしい。オバちゃんにとってはビジネスターゲットがゴロついてるワケよね、ここは。。。でも俺ら相手じゃ商売になんないよ....(笑)。
 んなこんなで歩き続けたら、凱旋門発見。かなり近くで見上げる。けっこう感動モノよ。これもTVや本でしか見たことないからさ。
 それにしてもパリのドライバー、ロンドンより絶対、マナー悪いわよ、きっと。俺、歩道歩ってんのに2回ぐらい轢かれそうになったから(笑)。

「またメトロ乗るよ〜♪」
 との声で、チケット自販機の悪夢再来...と思いきや、その駅は旧型らしくってガイドブックで見たのと同じ。苦労ナシで次の目的地までの切符をゲット。2回目のメトロにして、もう勝手知ったる気分♪(調子よすぎ)
 だもんで、余裕ブッこいて王子と話しまくってたら、車内の人々の視線がイタイ。。。イタタタタタ......。なんでそんなジロジロ見るのよ。なんなんだ、これは。TUBEでは味わったことのない居心地の悪さ。この中じゃ話しちゃいけないワケ?? ガイジン乗っちゃいけないワケ??(逆ギレ)
 王子も居心地の悪さは感じたらしい。けど、そこはツヨイ。
「なーんかみーんな見てんだけどおーっ なんかムカツクーぅ」
 日本語通じないのをいいことに(笑)。分かる人いたらどうすんだー。
「TUBEの方がいいや。慣れてるだけかなぁ?」
「いや、やっぱちょっと違うと思うよ。おかしいもん、絶対......」

 周辺車内のほぼ全員の視線を浴びつつ、色々討論してみる。余計、目立つ。。。

 もしかしたら、“たまたま”かもしんないし、あまりにも俺らが汚い(不衛生という意味ではないぞ、決して...)格好してたからかもしんないし(笑)、日本語が目立ったのかもしんないし、本当のことは分かりません。色々勝手に言ってしまってましたが、フランスの皆さん、誤解だったらゴメンナサイ。。。

■下町風情。
 ってことでブランシュ駅で下車。
 おおっ、目の前に!! ムーラン・ルージュっ!!!
「.......?????」
 が、王子は本物を目の前にして横断歩道で本当に首を傾げてしまった。
「どしたの?」
「なんかちがーう」

 このへんについては、本編参照。ちょっと寂しかったみたいです、王子。
 その横にあった通称・エロ博についても、本編参照のこと(笑)。行ってみたかったのにーいいいぃぃぃっ!! でもきっとね、時間に余裕があったら王子も「行きましょ」って言ってたと思うね、違う??(爆)

 横道を入ると、さっきとはウラハラ、途端に居心地の素晴らしい下町に。フツーの商店が軒を連ねてまして、おもしろいったらありゃしない。でも、徐々に徐々に坂がキビしくなっていき......
「ちょっと休ませてー」
「だめー」
「キツいー」
「セントポール登頂と比べたらたいしたことない!」

 そりゃ、アンタは経験者だろうが......。

「うああっ!」
 という押し殺した王子の悲鳴の先を見上げると、ムーラン・ルージュとはまた趣の違うボロっちぃ風車。
「あーあーあー!」
 どうやら王子は感動しているらしい。
「なになになに!!」
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットだあ!!」

 なんだそれ?? どうやら王子にとっては思い入れがある建物らしい。本編参照のこと。確かに俺も、ムーラン・ルージュよりもステキだと思った。
「すんごい、ラッキーポンキチ.........ここにあるとは思わなかった...........(感動)」
 よかったね、王子。でもその“ラッキーポンキチ”ってなんなんだよおおおー(大泣)

 この後、今回の海外逃亡中唯一のニャンコさんに出会う。あー、もー、食うっ!!(爆)カメラを構えたら逃げちゃった。
 でだ。坂が相変わらずキツいっていうか、どんどんヒドくなってくよ。だって、尋常じゃない角度よ? 自転車はまず無理、車なんかサイド引いて上向きに止めなきゃ滑り落ちるね。
「さすがーにーぼくもーつらいー」
 でしょでしょでしょ?
「でもたぶん、途中で止まるともっとキツいー」
 という王子の論理により、有無を言わさず歩かされる。オニーッ!!
「カニ歩きだとちょっとマシー」
 マヌケだ、王子。。。
「このへん住んでる人、太モモ太いだろうねえ」
「あははははははは」

 失礼だ、我々。


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