■はなあ〜のみぃ〜やこぉ〜 おフランスざます。
スッキリ起きて朝メシもしっかり食い、余裕でウォータール国際駅へ。珍しく贅沢してキャブ使っちゃったもんねーん♪ 思った通り王子が先入りしてまひた。改札前奥の簡単なカフェで朝食中。
「ツナの発音って難しいねえ！」
だからこのヒトの開口一番は唐突すぎる。。。まずは会ったら挨拶からでしょ？（笑）
俺もカプチーノ一杯。
駅は思ったより混雑してないっていうか、人、いなさすぎ（笑）。近代的なデザインの駅でスッキリしてて気持ちいい。
荷物チェックとか出国手続きとかが未知の領域なので、ちょいキンチョー気味で改札を通る......改札のおねーさん、とびっきりスマイルで「よい旅を！」あらら、簡単に通過できちゃうんだ。
チェックイン開始から搭乗...じゃないや、乗車までの時間が少なすぎで、クールな車体にウットリするヒマもなく自分らの席を探して座ったらもう発車（焦）。スタッフから英語挨拶の後、仏語挨拶。
ぬわーんぬわーん、と走る。王子は「ゆあーん」と表現する。ここで中原中也バナシになる（笑）。そう、ユーロスターとは
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」
である。
「でも......酔いそお。。。」
絶叫マシン大好きな乗物酔いとは無縁な王子はヘッチャラの模様。
しかし、しばらくしたら寝ちゃってました。バタシー通りすぎた辺りで。“ホーンテッドマンションの歌にゃんこバージョン”歌ってやっても起きない。こりゃ、熟睡してるわな。もっちゃいない。風景、ステキなのに。
車内、特別スゴいわけじゃないけど、キレイ。日本の特急の方がよっぽど内装は格好いいと思うけど、キレイ（俺らが乗ってたのが2等だから？）。座り心地もけっこうヨロシ。
王子がテーブルの上にのっけてたTUBEチョコレートバーを拝借し、俺も揺りかご現象に陥り、眠りについちまった。風景、見たかったのにぃー。。。ぐーぅ。。。
しばらくしてフと目が覚めたら、これからチャネルトンネル（ドーバー下）入ります、ってなアナウンスだった。ちーと迷いつつ、せっかくなので爆睡中の王子を起こす。
「あにゃ？（にゃむにゃむにゃむ）」
「ドーバーでございます、王子」
「...........................うむ。ヒラメだね」
ワケ分かんないようで分かりやすいぞ、アンタ。
で、聞いていた通り、あっさり20分ほどで通過した後、そこは、おフランスっ！ 俺も初めてくる国っす。のどかな田園風景。入国審査も何もないから、別の国に来たという実感はまったくもってナシ！
「泳いで渡る人いるじゃん？ 泳がないでこれ乗ればいいのにねえ」
だから、あれは敢えて泳ぐ“大会”なんでございます、王子......（泣）。
「きいろだあーあぁぁぁぁ！！」
と叫んだ王子の言う通り、車窓一杯の黄色。何の種類か分からないけど、黄色い花が一面に咲いていて壮観だったのよ。スゴいド田舎風景で、心も和むでやんす。
で、3時間ちょうどほどでパリ北駅へ到着。あっけなかった。。。（笑）。
ここでも何も通過すべきゲートはなくて、どっから出るんだ？って考えてたらもう改札の外にいたワケで、ちょうど目の前にメトロの改札登場。その前にすんげー簡単な駅カフェ（とはいってもカウンターのみの、小規模ドトールな雰囲気）があったので、
「アン・ショコラ・シルブプレー」
で、通じた！ 続いて王子もシルブプレ。通じた（笑）。何も「2つくれ」といえば済むのに、どう言っていいか全く分からないのだった（トホホ）。ドゥー？
で、さっそく目の前の改札が乗る予定だという8番ってんで、さっそく切符を買うことに。これはちょっと勉強してたので分かるぞ......と思ったらオオマチガイ！！！ ガイドブックに載ってた自販機と違うぞー、しかもすんげー分かりにくい＆操作しずらいぞー！！ 自販機なんてもんはなぁ、ボタンでいいんだよ、ボタンで！ なんでヘンなトラックボールならぬ“トラックバー”をグルグル回して画面操作せなアカンのやーっ！！
で、結局、俺サマは撃沈。機械大好き王子にバトンタッチ。その時、後でばっちぃおっちゃんが 「切符あまってんだけど買わねーかあ？」的な事を言ってウロついてたんだが、知らない国で警戒心強くなってたし、フランス語分からないんで交渉できないしで無視する。
「あーっ、もーっ、なんなんだよこれ！！！」
王子も悪戦苦闘してるもよう。だって地元の人らしきおねーさんとかも苦労してたし。まだ導入数が少ない最新型なのか？
「あ、なんとなく分かってきた！」
......さすが。やっと8フランのチケット2枚ゲット。あー。。。疲れた......（泣）。
構内はわりと分かりやすかったし、行きたい地名の綴りぐらいは覚えてるんで、難なくシテ駅を目指す。TUBEとはやっぱ違うね。ドアも半自動みたいな感じで開け方分からないし。同じ駅で降りる人が周囲にいることを願う（笑）。
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