泣こうが喚こうが、今日が最終日。。。
　その最後の日にしてやっと、愛するケンジントン・ガーデンにやってきた。早めにコーンフレークだけの朝食とってすぐ出てきたけど（公園までは余裕で徒歩圏内）、今日はバンクホリデー。朝から公園は賑わってる。しかも晴天！！

　のーんびり散歩しながらラウンドポンド沿いの白鳥の大群と遊び（一杯いすぎてちょと怖い）、巨大芝刈り機に轢かれないように（笑）大好きなサンクン・ガーデンに行く。チューリップなど花も満開、これぞイングリッシュ・ガーデン。ケンジントン宮殿の写真を撮り、それから時間があるからピーターパンの像の方までまた散歩した。
　何しろ叫びたくなるぐらい天気はいいし、青空はこの世のものと思えないし、気温もいいし最高！！

　昔は王室の植物園として使われていて現在はティールームになっているオランジェリーは確か10時オープンのハズ。だいぶ前にオランジェリー前のベンチまで行ってしまい、タバコ吸った後、暖かな日差しの中で長いこと昼寝しつつも、色んなことを考えた。

　明日帰るっていう現実は、この時はほっとんどなかった。前に来た時よりさらに身近に思えたロンドンは、なんかまたすぐ戻ってくれるような場所のような気がしたから。現実には、今度戻ってこれるのがいつになるのかちょっと見当もつかないぐらいなんだけど、そのことは今回毎日、奥の方に仕舞い続けてただひたすら、今いるロンドンを感じまくろうとだけ、思ってた。
　でもさすがにね。こんな場所でいい気持ちで昼寝してると...ずっと帰らないでいれたらなって思う...っていうより願う。叶わないことだけどね。
　TUBEに乗ってる時なんかも都合のいい勘違いをして、また明日この電車で通勤するような感じ、なんだか子供の頃から毎日使ってる路線のように思えてしまって仕方なかった。
　とにかくなんだかやっぱり今日までの滞在で、忙しく動いてるだけでなく色々なことを考える余裕があったから、来る前より結果、気持ちが元気になってきているのは確か。ダメだ、やっぱり僕、ロンドン好きでたまんないんだよなぁ......。

　10時15分過ぎぐらいにオランジェリーがオープン。一番客！
　スゴくおいしい（ホントにオススメです）オランジェリーケーキと、どうしても食べたくてフラップジャックも。それからアールグレイをオーダー。 フラップジャックっていうのは典型的にして伝統の英国のシンプルなお菓子で、オーツ麦をタフィのようなもので固めた、東京で言うなら“雷おこし”みたいなもの。
　どちらもペロッと平らげてしまった。ここは本当に落ち着ける場所。食器もアジアテイストな感じのものでステキだし、スタッフもフレンドリー。午後に行けば、お馴染のアフタヌーンティーのセットもあるハズ。

　さあ...そろそろ本格的に行動開始かな。

　
朝早いと広い公園がもっと広い！！

オランジェリー外観。この前のベンチで昼寝してたのだ。

ふと足元を見たら、ダイアナさんのメモリアルウォークの印が。