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 とっても便利なカマボコ型地下鉄、愛称「TUBE」。世界で最も早く創業したスゴい地下鉄。当時は機関車を走らせていたので、当然煙モクモク。だから時々地上に出て“煙抜き”せなならんかった。古い路線に乗ると今でもその名残が見れる場所があるらしい。
 路線は Bakerloo、Central、Circle、EastLondon、Hammersmith&City、Jubilee、Waterloo&City、 Metropolitan、Northern、Piccadilly、Victoria、Docklands Light Railway の12本。そのうちDocklands〜(略称DLR)は、地下鉄路線図に出ているものの、どっちかというと東京でいう「ゆりかもめ」みたいなヤツで高架鉄道の上を運転手さんのいない車両が走る。しかもやっぱりロンドンの中でも比較的オシャレな再開発地域を通 っている。

 ホームには次駅表示とかないけど、逆に非常にシンプルなので分かりやすい。出口も「WAY OUT」という表示に従って歩いていくだけ。乗り換えは、乗り入れている路線の名前と方向がちゃんと出ているのでこれに従えば難しいことはない。僕には東京の地下鉄より分かりやすいよ(笑)。
 車内アナウンスも聞き取りにくいか無いかです。それに慣れると逆に、日本の車内アナウンスが異常に感じられてしまうかも(^_^;

 僕は一日フリー乗車券みたいな「One Day Travelcard」が便利なのでいつも使っている。ただし平日は午前9:30から使用可能(週末、祝祭日は終日)。これには、週末2日間通 し券の「Weekend Trabelcard」や、一週間用の「Weekly Travelcard」(購入時に証明写 真が必要)というものも。前者は土日にあちこちのストリートマーケットを渡り歩く人には本当に便利でおトク。
 ロンドン市内は6つのエリアに別れていて、切符もこれに従って料金が決まるんだけど、たいていの観光地ならZONE 1〜2でカバーできる。切符は自販機か窓口で。改札はほとんど自動改札。日本とそんなに違う所はない。
 車両自体はとってもちっちゃくて、カマボコ型である故、ドアの近くに立つと曲線を描く屋根に頭をぶつける(笑)。そして吊革ではなく“吊玉 ”という異常にラブリーなものが天井からぶる下がってるけど、吊革より掴まりやすいのかどうかは、僕には判断つかない(笑)。でもあれでこそのTUBEという感じがして仕方ないんだけど...。

 もう一つ、僕なりに「TUBEだなぁ...」と感じてしまうのは、構内の木製のエスカレーターと、六角形のエレベーター。どの駅もそうなっているワケではないんだけど、たまに出くわします。おそらく木製エスカレーターの現存率は少ないハズ。あの絶妙な振動と“噛み合せ部分”のゴツさがイイ(笑)。六角形エレベーターのシステムは東京で言うなら小田急線か京王線新宿駅の如し......乗りと折りが一方通 行ってことね。

 ロンドンと言えばのTUBEをより印象的にしているのは、あのデザインってこともあると思う。特別 ロンドンに思い入れのない人でもきっと知ってる紺と赤と白を基調にし、TUBEのために特別 にデザインされたフォントで統一された構内、印刷物などはずーっと見ててもホントに飽きない。路線図のデザインもカンペキだと思う(http://www.londontransport.co.uk/)。
 このへんの魅力に取り憑かれた人は、現地でまっつぐコベントガーデンにある交通 博物館に行くべし(http://www.ltmuseum.co.uk/)。ここのミュージアムショップでは、Tシャツからステーショナリー、時計......あのデザインの色々なものがゲットできる! ロンドン交通 局(?)管轄なので、ダブルデッカーのグッズも手に入ります。
 おもしろいと思うのはね、TUBEやダブルデッカーのシートに使われてる布地があるのね。けっこう地味なんだけど、ちょっとだけポール・スミスな(笑)。それを使った(素材が同じものかは分からない)バッグとかあるの。これはさすがに日本では“分かる人にしか分からない”究極のTUBEグッズっす(知らない人が見ると、ちとオバちゃんっぽい)。

 また、このTUBEの雰囲気を映像で味わいたい時は、その名もズバリの映画「TUBE TALES」をオススメします。これは向こうの有名情報誌「TIME OUT」の読者投稿企画からスタートした、TUBEを舞台にした短編作品を詰め込んだオムニバス。やはりロンドン市民のTUBE愛着度はかなりなモノです、きっと。

 

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