■ INIT BRIT from MAIL MAGAZINE POSITIVE ZOO

■vo.6 もすこし付き合って。

 もしアルコールが苦手だというなら、ジュースやコーヒーなどノンアルコールのものも色々揃えているし、ビールベースのシャンディというカクテルやサイダーもある。サイダーは日本で言うヤツじゃなくて、発泡性のリンゴ酒。これも油断して呑んでると酔っちゃうけど......。
 逆にアルコール好きの人だったらジン・アンド・トニックとか。ジンはオイラの一番好きな酒。ロンドンの歴史とも縁深い。ただし僕は甘いのが苦手なので、ジン・リッキーの方が好き......っていうか、もうロックでいいんだけどー、それはさすがにね(笑)。良くカウンターの上にソーダフォンが置いてある店もあって、そういうトコは“あとは自分でお好きなようにどうぞ”ってことだね。他にもバー並みにカクテルを揃えている店もあるよ。
 同じくウィスキーなども超名物ですが、呑んでいる人が多そうなもんを、僕は一度も見たことがないのです。これがアイルランドとかになると違うのかなー。
 でも、おそらくハードリカーは外で呑んで酔っ払うモンじゃないって思ってるフシはあるんじゃなかろうかと。
 というのも、酒処とはいえパブで酔うのはご法度! ヨッパライは最悪に行儀の悪い行為。まぁクラブとか行けばみんなデロンデロンだし、こういうのも“懐かしいルール”の一つになってきてるのかもしれないけど、でもやっぱりパブで酔ってる人ってのは見たことないな。パブマスターには、酔っ払いを追い出す権限ってのが確保されてもいるし。

 日本の居酒屋っていうのは、料理がバババーッとあって更に酒。食べながら呑むのが基本スタイルでしょ?(僕は昔からカラ酒タイプなので逆にこれには困ってる)パブでは基本的にはみんな酒だけ。たまにポテチの小さな袋を“酒のあて”にしてるのは見るけど、みんなパイントグラス片手にずーっとずーっと和やかに喋ってたり、コインゲームやダーツをやったり。

 パブというのはPUBLIC HOUSEの略。公共の家、みんなの家。極端言えば、近所のみんなでリビンングを共有してるような感じ。みんなで寛いでるリビングにタチ悪いヨッパがいたらヤだもんねえー(笑)。それに、だからこそこんなにたくさんのパブがありとあらゆる場所に存在してんだろうな。
 だから、たとえ短期滞在のツーリストだったとしても、その期間だけの自分のリビングを見つけるのは僕にとっては必要不可欠なことだし、とってもオススメです。
 一見地元の常連さんばっかりで閉鎖的に見えるような店でも、まぁほとんどは拒否なんてされないと思うよ。毎晩通 ううちに覚えてくれたりするし。だからこそ、みなさんのリビングにちょいとお邪魔させていただくんだから、諸々のルールっていうかマナーはきちんと守るようにしないとね。ルール&マナーって言ったって、普通 に大人の常識で考えれば分かるぐらいのもんだからさ。

 んじゃあパブではポテチの他に何も食べれないのか? リビングだけでダイニングはないのか? と言うとそのまったく逆なんだな、これがまた。
 おなかすいてきたの? 確かに着陸直前の機内食が最後だったもんね。んじゃ、試しになにかオーダーしてみよっか。


■ITEM GET!!

●STRONG BOW

パブに行くとよく見かけるサイダーの中でも大定番の銘柄。
アルコール度数は5.3度ながら、ほのかにチープで微妙な甘味と炭酸故、気が付くと腹が膨れていると共に酔っている(笑)。前、2パイント呑んだらガボガボになった(笑)。
この存在を良く知らなかった頃は、白ワインの炭酸割りだと思っていたよ(爆)。
安く酔える(本当に安い)ので“アル中製造機”と呼ばれているとの話も聞いたです......。

 

 

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