■vo.11 ロンドンと言えば黒塗りタクシー!
さて。門限はないと言っても初日から疲れを溜めてもナンだし、そろそろ退散しようかね。ちょっと呑み足りない気はするけども(笑)。
ホテルまでは、僕一人だったら歩いて帰っちゃうけど(!)、今夜の所はタクシーで帰りましょう。
ロンドン名物ブラックキャブ、オースティン。本当はミニキャブ(いわゆる白タク)の方がかなり安いということなんだけど、事前に電話で呼ぶ時に値段交渉をしなければいけなかったり、安全上でも慣れていないツーリストにはあまりオススメできない。僕もこれは使ったことないです。
基本的にブラックキャブを掴まえるのは、ホテル前や主要駅前とかのタクシープールでか、流しているのを停めるか。けっこう頻繁に走っているから、大きな通
りに出てればそのうち見つかる。流しを停める時は、日本のように腕を真上に上げるんじゃなく、道路に向かって真横に出す。“FOR
HIRE”か“TAXI”が光っていれば、空車の印。自動じゃないからドアは自分で開けておくんなさい。
そういえば、ブラックキャブとか言うけど、全部が全部黒いワケじゃない。ハデな色目のもの(たいがい車体が広告塔になってる)もある。キットカット模様のなんて真っ赤でカワイイけど、やっぱ、黒いのに乗りたいかなあ......。
ちなみにUターン規制が緩和されてるらしく、反対車線を走っているのを掴まえることもできるらしい。っていうか実際にホランドアヴェニューでやったことあるけど(笑)。道が空いてたから出来た事なんじゃないかな、とも思う......。
さてと。無事に停まってくれたので、まず助手席からキャビー(運転手)さんに行き先を告げる。この時、あまりにも遠かったり色々の理由で断られることもあるらしいけど、こういった乗車拒否もキャビーさんの権利として確保されてる。
キャビーさんが「OK!」って言ってくれたら、自分で後部座席のドアを開けて乗り込む。このドアが重くて僕は開けるのが苦手なんじゃが......。
5人乗りのブラックキャブ。予想以上の広さに驚くと思います。天井も高いし、脚なんて余裕で伸ばせるもんね。窓も大きく感じるから、風景を見るのも楽しいし。タバコに関しては、禁煙車はそれとなく車内に書いてあるので分かると思うけど(でもハッキリ“禁煙”とではなく“タバコ我慢してくれてありがとね”的に遠回し)飲食に関してはけっこう嫌われる。とりあえず飲み食い喫煙は車内ではガマンしといて◎。
ブラックキャブは一番安全な交通手段って言われています。運転手になるには、かなり厳しい(厳し過ぎるぐらい厳しいらしい)テストをパスしなければならなくて、ロンドン中のどんな狭い道にも精通
してなきゃいけないとか。だから告げた行き先には最短距離で運んでくれるし、前に深夜に利用した時は僕が無事ホテルのドアに入るまで見守ってくれた(!)人や、車が入れない場所へ行こうとしてて近くで停まってもらった後、わざわざ一緒に車を降りてきて地図を片手に心配そうに道を教えてくれたジィちゃんもいました。
中には無愛想な人もいるけど、話し好きのオジちゃんも僕はわりと当たる。最近の車種は運転席と客席の間がガラスで仕切られてしまっていて、彼らは乗客のプライバシーを侵害しないっていうコトらしいけど、ちょっとつまんないかな。
さて、ホテルに到着。そしたらまず降りて、助手席の窓からチップを含めて支払い(荷物が大きい時や時間帯での追加アリ)をすれば完了。ちゃんと挨拶をしようね。僕はたまに手まで振っちゃいます(笑)。
確かにTUBEと比べると高いけど(それでも日本のタクシーからすりゃ安い)なによりこの車自体が大好きなので、僕は乗れるのをホントに楽しみにしています。
さて、明日からまたガンガン行きまっせ!
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