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■マリーさんに逢う。

 次、僕リクエストでやはりこの界隈にあるブティック・マイユへ。行ってみたかったんだここ! もちろん、世界的に有名なマスタードの店です。
 でも想像では、棚にズラッと商品が並んでて買いやすい(フォションとかF&M状態の)店だと想像してたらとんでもない! 商品、ほとんど見本のものしかディスプレイされてないよ。ホント、ブティックっていう高級な雰囲気。
 ここは、壷持参で行くとカウンターの蛇口(?)みたいな所からマスタードをにゅうーっと出して詰めてくれるらしい。で、それを入れる壷ってのがナントカ焼きとかでキレイに揃ってるんだわ。マスタード入れるようなものに見えないものも。で、これがかなり高価。ちょっと土産に...とは僕にはいかないものだった。残念。

 どうにか“何なのか”ぐらいは判別できるディスプレイの仏語を一生懸命解読し、やはり狙っていたフレーバーにすることにした。マイユのマスタード、特にプレーンのものは日本でも普通に手に入るものね。それじゃ来た意味ないもん。
 さ、ハラを決めてマダムにトライだ。ウチら英語だからね! イヤな顔しないでね!!(笑)  と、ちょっと構えてしまったのだけど、このマダム...なんと名前は後からマリーと判明したんだけど...マダム・マリーは、本当に上品で優しいステキな人だった。パリでいい印象持った店員さんはさっきのセードル・ルージュの兄さんと、このマリーさんぐらいなんだな(^_^;

 僕が決めたのは、紫がかったピンク色がキレイなカシスフレーバーとバラの実入りの2種類。伝えると下の引き出しから出してくれる。そしてマダム・マリー、梱包に関しては職人だった(笑)。長細い柔らかい布のような紙材を適当な長さで取り、まず2つの瓶をしっかり固定した後、残りでグルグル巻きにして割れないようにする。そして店の包装紙(英国流に言うなら“ラグジュアリー!”なデザイン...笑)でクルクルクル! 横でNIETA氏がちっちゃく拍手してるのを横目で見ました、僕(笑)。
 それを見たら、買うつもりなかったNIETA氏までお買い上げよ(^_^; とにかくマダム・マリーに大きな声で「メルシィー!」で、店を出た。

「これ欲しいでしょ?」  NIETA氏、ちゃっかりフレーバーリストを...。しっかりした紙に印刷されていて(仕事柄、単価かかってんなぁ...と計算してしまうんだが)裏面がレシピになってる。デザインもいい。
「欲しい!! いつ貰ってきたの!!」 「ちょっとね。でもあげなーい」
 結局4枚も(!)ゲットしていたNIETA氏から2枚もらったもん、ちゃんと。


マドレーヌ付近は店がたくさんあって賑やかなのじゃ。

 

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