前日までかなりハードな案件を抱えていた僕は、考えられるだけの“非常事態”を想定し、考えられるだけの“対策”を立てて、どうにか予定よりだいぶ遅れて仕事先を後にした。早く帰って支度をしたり、何より早く眠らなければいけなかったけど、結局更にいつもの店に寄り込んでしまった。その仕事の事と、そのせいで行くという実感がないことを店主にちょっとグチると「行ったらもう何が起きたってどうしようもないんだから、仕事の事なんか早く忘れちゃえ」とのオコトバ。そりゃそうだよね。やるべきことはやったんだし。早くこの仕事モードの頭をイギリスモードに変換しなきゃ。

　帰宅後、BBS回りやメール出しを終え、手荷物を作ってやっと眠ったのが2時。結局2時間しか寝れないや(^_^;　寝坊しないように携帯電話のアラームをスマパンで爆音でセット。
　そして4時。無理なく起きた。大丈夫。支度してタクシーで地元駅まで連れてってもらう。道が空いているせいで、5分ほどで着いてしまった。あ...NEXの時間までまだ1時間ある。。。（笑）
　今年3月末から地元駅からも乗れるようになったNEX、まだ乗客は少ないと思ってたけれど意外や、なかなかの盛況かも。新宿を通る頃には賑やかになるぐらいの車内。それにしても普段使っている地元駅から成田まで一度も乗り換えナシってのが、こんなにラクな事とは思わなかった。僕の向かい側の女の子はどうやらイタリア行きみたい。“うまいもの紀行”的な企画のツアーみたいだ。おもしろそうだな。

　予定通り、ほぼ8時に成田第一ターミナル着。休止中のエスカレーターを苦労して登って出発ロビーへ移動し、まだ時間があると勘違いしてたから、一次手荷物預けにスーツケースを預けてしまった。旅行会社から11時10分にチェックインカウンターに行くように説明されていたせい。これ、どうやらその時間までにはチェックインしろ、という意味だったらしい。説明悪すぎ。鵜呑みにしてたら、席リクエストもう効かなかったかもね。
　ボードを見る限りすでにチェックイン開始されたようなので、さっき預けたばかりのスーツケースを受け取ってチェックイン。さすが早かったからか、何なく通路側の席をゲットできた。11時10分の件は「それは関係ないんです」。なんじゃそりゃ！！

　大荷物から解放されたので、腹減ったしレストランやショップが充実してるエリアへ遊びに行く。
　まずは展望台へ出て、色んな国の飛行機の離発着を間近で眺める。やっぱりこの大きな物体がフワッと宙に浮くのは不思議すぎ。。。エンジン音が大迫力。美しいなぁ。。。
　僕、成田に来たら必ず“不二家”（笑）。僕の旅はペコちゃんに始まり、ペコちゃんに終わる。ってことで、不二家でドリア食べてニコチン補給。これから12時間禁煙だかんね。
　はしっこの方に定期的に“プラネタリュウムちっく”になる階段があって、音響がなんともスペーシーなもんで（笑）、軽いトリップ入る。うあー、なんかやっぱテンション上がってんだろうなぁ。最後まで“魚座”が見つけられず、しつこく見てた(^_^;

　他にも色々と店を物色していたら、すぐ搭乗時間近くになったのでいよいよ出国。手荷物も本人も引っかかることなく難なく通過。通過してすぐの正面窓からは乗る予定の飛行機が間近で見れる。デカい！！　ボーイング747、シッポのデザインは英国カラーで統一されたバラがモチーフの“Chelsea Rose”という愛称のもの（色々な国のデザイナーによってしっぽデザインはいくつか存在する。その機体についてるデザインの詳細については機内一番後のトイレ横の壁にプレートがあって書いてある）。英国のバラと呼ばれチェルシー地区が好きだったというダイアナさんをふと偲ぶ(^_^;　あまりにも英国的なデザイン。感涙。
　搭乗口の辺りはエールフランスのゲートも。こちらは一足先にフライトらしく、人がごった返していた。しかも日本人のオバちゃん団体ばかりですごい熱気。印象的にその人ゴミには色数が多く華やかな感じがする。それに比べて我がブリティッシュ・エアウェイズ搭乗のメンツは、地味というか何というか。外国の人も多く、団体は少ない。いかにも英国って感じですでに嬉しくなってしまった（笑）。
　免税店で時間を潰し、普段吸ってるラッキーストライクの安さに涙する（笑）。ディオールのファーレンハイトをクンクンして「ロビンって野菜くさい...」などと独りエマちゃんごっこをする（爆）。そんなこんなで時間を潰し、ちょっとすでに疲れ気味...。

　そしてついにBA008に搭乗。印象は...「シートピッチなさすぎ！！（泣）」