■ ANOTHER SIDEs ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ NIETAによる裏・Making London simple

 OTHERSIDE担当、NIETAでございます(How long, How long〜♪←BGMは何故かレッチリで)。今回も、02年の渡英レポートを、俺サマとカブってる所だけお送りしますです。こん時は俺もけっこうヒンパンにメモとかしてたし記憶力はけっこうイイので(自慢)、本文中の会話とかけっこう正確なハズよ、バカだけど。  それでは相変わらずのドタバタ酒飲み紀行、行ってみまほう。
(詳細は、本編「Making London simple」をご覧ください。)



●まかろんとやなかんじーぃ・いいかんじーのまいゆ☆
 で、この界隈はけっこう賑やかなんで、TDLみたいなフォション(泣)を初め、普通に観光客と化して楽しむ。腹は減ってるケド。。。フォションは扱いジャンルによって店舗が違うんだけど、ワイン専門の方がなかなか雰囲気よろしかった。買うものは何もないがな。

 っていうか腹減りすぎ!! っと思った所で俺リクエストの店が目の前に。それはかの有名な“ラドゥレ”。フランスのお菓子と言えばマカロン♪、マカロンと言えばラドゥレ♪♪(ガイドブックにも頻繁に出てる)
 さすが、繁盛してましてん店内、人がいっぱい。右奥はサロン・ド・テになってるんだけど、こっちもヒトがいっぱいで茶はできそうにない(泣)。
 左のカウンターにはおいしそうなケーキとかがズラッと。そこでオイラはそのマカロンを全種類、1個ずつ買うことにした。
 しかし......んまぁ、いいんだけど、俺がガイジンだからか英語使ってるか何なのか知らないけど、なんか対応の仕方が対ジモティと違ってイヤな感じなんだよな(怒)。あからさまに態度ガラッと変わったでやんの。むかつきーっ。んまぁいいや。目当ての品を山ほどゲットできたもんでね。

 マカロンが気になって仕方ない。けど、ここで食べるワケにもいかないのでとりあえず店を出る。次は王子の熱烈リクエストにて、“ブティック・マイユ”へ。
「マイユなんて日本だって手に入るじゃん。普通にスーパーとか売ってんじゃん」
「だーかーらー。日本に入ってきてないフレーバーがあるんだってば! しかもさぁ、日本のってラベルが日本語じゃんよぉ。フランス版あっても表示シール日本語じゃん」

 俺はさっきからこういう“ちゃんとした店”で仕方なく英語で買い物をする時に受けるイヤーな感じに疲れてたんで、ここもあんまり乗り気じゃなくて。だってマスタードとは言えブティックだよ、老舗だよ。店構えも立派でいかにも怖い感じだし、実際入ってみると棚に商品なんてサンプルしか置いてないんだよ。自分で取ってレジに置けば会話ナシで買い物完了するってワケじゃなさそうな店よ.....

 トコトコ入ってしまった王子、目当てのモノ(の、サンプル)は棚にキチンと並んでいる。店の主人らしき品の良いマダムはさっきから、観光客っぽいけどフランス語を喋る女性二人を接客中。その様子では、客商売ここにアリ!というお手本的な親切丁寧な印象を受ける(言葉、分からないけど)。でも実際俺たちが声をかけたら 「日本人のガキどもがアタシの店に何の用?」的に豹変するんだろうなぁ...と、今から思えば逆差別的な予想を立てていた俺。  

 ともかく王子はその間、ラベルのフランス語を懸命に解読し、狙いを定めた模様。ほどなくしてマダムも手が空いた模様(後からマリーという名前だったと判明)。
 このへんは王子、強い。ひるむことなくマリーさんに
「はろぅ! えくすきゅぜもあ!」
 おお、いきなり天下無敵のマゼコゼコトバ(笑)。

 しかしオドロイタ。マリーさんは
「おまたせしちゃったわね。さあなんでございましょうか?」
って感じでニコニコしてカウンターから出てきた。王子が欲しいフレーバーを苦労してフランス語で告げようとすると、発音を平走して(笑)フォローしてくれる。そして
「ちょっとお待ちになってね。この下の引き出しの中に在庫があるのよ。それをお出ししますわね」
って言いながら(たぶん)。 “ほらね?”って王子は俺に勝ち誇ったウィンク☆(笑)。

 んで、こっからのマリーさんの梱包の魔術は本編参照のこと。俺も自分に反省しつつ、マリーさんがすすめてくれたフレーバーを2つほど買いました。そして、王子が気付いてないフレーバーリストをちゃっかりいただき......(あとで散々自慢した挙げ句、ちゃんと分け与えましたが)。
「メルシー!」
って手を振って店を出ると意外や王子。
「うはー、疲れた!(笑)」
だって(^_^;  それからコンコルド広場まで散歩の途中。俺は反省しきりでした、さっきの件で。
「いやね、確かにあのマナー無視の大軍攻め日本人を見たらさ、イヤになる気も分かるしロンドンほど受け入れてくんない国民性みたいのも分かるよ。でもあの店なら、そこらへんのと一緒にゃされないと思ってさ。ホラ、そういう観光客が押し寄せてる店でもないしさ」
 と、王子。なにから色々と考えがあった模様。

「あぁいうリッパな店ってさ、客が客としてのルールを守れば向こうは親身になってくれるってのは実感として知ってたんだよ。ジェームスロックとかジェームススミス(アンド・サンズ)とかフローリスとか(どれもロンドンにある老舗)行って理解できたんだけど」
「なるほどねー」
「僕、喋れもしないフランス語でちゃんとフレーバー伝えたでしょ? んなもん、ローズとかナンとかって英語変換して伝えるとか、アレとかコレって指させば簡単なんだけど」
「マダムがフォローしてたもんね(笑)」
「あれも計算のうちでさ、ワタシはフランス語分からないけど、ヘンな発音だけどゴメンね、でもあなたの店のモンを買いたくってはるばる日本からやってきましたコンニチワ、っていう姿勢を示せば、向こうは拒否するハズなんかないよ。極端な差別主義者とかじゃないかぎり、ねん♪」

 王子、格好いいよ......(惚直)。

 

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